営業1号の業界地獄耳(毎週月曜担当)

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業界誌記者歴26年。現在、フリーライターの傍らパチンコ情報ブログ「パチンコ日報」を運営・管理。ハンドルネームは営業1号。内容は業界人向けに特化したサイトながら読者の3割は一般ユーザーで、コメントの書き込みも多い。業界に入りパチンコは経営するものだと悟り、大好きだったパチンコからきれいに足を洗う。

営業1号

第2060回「本物の攻略方法は、プログラマー仕込み以外はインチキ」

2017年03月13日(月)

今から20年以上前、パチンコ攻略誌が全盛期だったことは発行部数を競うために、パチンコ機の解析情報を雑誌の目玉にしていた。読者もそれを読んでパチンコに勝とうと必死になった。だから、雑誌はバカ売れした。

 

ただ、世の中そんなに甘くはない。本当の攻略情報は雑誌には掲載されるわけもない。

 

そもそも攻略情報とはプログラマーがプライベートで小遣い稼ぎするために仕込んだものが、漏れ伝わっていったもので、チェック体制が厳しくなった現在、プログラマーもそんなことはできない環境にある。

 

当時のパチンコ攻略誌は攻略情報を雑誌で大々的に募集していた。その中にはメーカーの関係者から情報が寄せられることもあった。

 

元攻略誌のライターをやっていたAさんが当時の話をこう打ち明ける。

 

「絶対に分からないのが本物の攻略法でした。プログラマーがメーカーの出荷時点でセット打法を仕込んだ裏ロムをつける。本人もその台がどこの店に入るか分かりませんが、番号を控えておいて、そこから追跡します。プログラマーは本当に口の堅い人だけに、そのセット打法を1人につき500万円で販売していました。500万円で5台分の情報でした。これがやがてセット打法として広まっていくんですが、裏ロムを仕込んだもの以外は通用しません」

 

現金機時代よりもCR機に代わった時の方が、連チャンしても怪しまれないので、CR機時代の方が仕込みやすかった、という。

 

一世風靡したパチンコ攻略集団の梁山泊は、自ら機械を買って解析しているようなことをしていたが、本当はプログラマーとつながっていたのかも知れない。裏ロムのセット打法が通用するものだけを買っていて、それを見たユーザーは飛びついた。そんなところではないだろうか。

 

プログラマー仕込みの攻略方法がなくなると、梁山泊はそのネームバリューから攻略情報詐欺で食いつないでいた。

 

梁山泊から情報を買った客が「手順通りにやったが、当たらなかった」とクレームを入れると、「教えた手順と違う」と一蹴する。

 

元々攻略方法など存在しないのだが、パチンコで勝ちたいという客は欲に目がくらみ、冷静な判断もできない。人間に欲がある限り、どんな詐欺話でも乗ってしまうのが人間の性である。詐欺師はそういう人間の心理を巧みに操る。

 

 

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