営業1号の業界地獄耳(毎週月曜担当)

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業界誌記者歴26年。現在、フリーライターの傍らパチンコ情報ブログ「パチンコ日報」を運営・管理。ハンドルネームは営業1号。内容は業界人向けに特化したサイトながら読者の3割は一般ユーザーで、コメントの書き込みも多い。業界に入りパチンコは経営するものだと悟り、大好きだったパチンコからきれいに足を洗う。

営業1号

北朝鮮有事問題がパチンコ業界へも波及

2017年05月15日(月)

かつてはパチンコマネーが北朝鮮に不正送金されて核開発の資金源になった、ともいわれていた。朝鮮総連直営店舗も各地にあったほか、朝鮮総連系ホールは否応なしに送金させられていた。送金ノルマが厳しすぎたのか、直営店はことごとく経営不振に陥っている。

 

金正恩体制になってから、特に核実験やらミサイル発射が活発になり、アメリカのトランプ大統領政権と一触即発の状況にまで陥っている。今度、核実験をやろうものなら、アメリカは先制攻撃をかけるとトランプ大統領は息巻いている。金正恩だって負けてはいない。「アメリカがやったことを後悔させてやる」とICBMをアメリカにぶち込む勢いだ。

 

まさにチキンレースだ。本当の狙いは朝鮮半島有事の緊張感を高めれば、高めるほど儲かることをトランプは考えているのではないかと思ったりする。ビジネスマン出身のトランプにすれば、アメリカの軍需産業を儲けさせたい。そのうちアメリカは日本にも迎撃ミサイルシステム「サード」を買わせるかもしれない。

 

北朝鮮有事の緊張感が高まる中、パチンコ業界にも影響が出てきた。

 

「北朝鮮が暴発したら、お前のホールに客は来ないぞ。北系のホールへ行くのは国賊だ!」

 

こんな脅迫電話が北系ホールに掛かって来たのは4月半ばのことだった。

 

「警察には届け出てはいない。検挙してくれるとも思えないし」とすっかり諦め顔だが、平成6年に起きたチマチョゴリ切り裂き事件を思い出す。

 

これは登下校中の朝鮮学校女子生徒の制服・チマチョゴリが切り裂かれるという被害が日本各地で発生した。警察に出された被害届は22件だが、朝鮮総連は被害件数124件と主張している。

 

この時は核開発疑惑を巡って世論の批判が高まっていたころだ。あれから23年、今は核開発疑惑ではなく、核弾頭をアメリカまで運ぶICBMを発射させるところまで技術革新が進んでいる。

 

「在日朝鮮人を見る目がもっと厳しくなりそうです。インターネットで北系のホールのリストが拡散されたら怖いです。チマチョゴリを切るぐらいのことを平気でやる人がいたわけですから。金正恩には頼むから大人しくして欲しい。ただ、それを願うだけです」

 

未だに北朝鮮へ送金しているホールはあるのか、ないのか、といえばそれは分からないが、昔のように儲かる業界でもなくなった。自分の会社が一杯、一杯で送金どころではない、というのが実情だろう。

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