孤高の新聞記者Mの「スロっとする話」(毎週火曜担当)

孤高の新聞記者Mの「スロっとする話」(毎週火曜担当)

某スポーツ紙記者歴15年。長くモータースポーツを担当し世界各国を取材、単行本を出版するまでに至ったもの業界不景気につき特集は打ち切り。最近、パチンコ・パチスロ特集担当に就任した。しかし、これこそが天職だと実は喜んでいる。パチスロに〝ロマン〟を求め続け20余年、社からは特に頼まれていない、ホールでの実戦取材に明け暮れる日々を過ごしている。

孤高の新聞記者M

第2068回「ジャグラーの魅力は伝わったのか」

2017年03月21日(火)

先週のこと、某紙で私が連載しているパチンコ・パチスロ特集の新台紹介のコーナーに、デスクから導入になったばかりのジャグラーの20周年記念モデル「アイムジャグラーEX AnniversaryEdition」を入れてほしいとの依頼があった。このニュージャグラー、先週の時点で導入店舗は割と少なく、私が普段取材しているエリアには導入されていなかった。しかしながら新台発表の際に取材もしているし、そこはジャグラー、今時のART機と違い改めて実戦を行わなければ分からないようなポイントもない。と、いうことで軽く引き受けたのだが、これが困った……。

 

掲載スペースは1機種につきこれだけ、と決まっている。その中で読者が、どんなゲーム性で、どんな出玉システムで、演出のポイントはここで、と、その機種の遊び方が理解できるよう書かなければならない。パチンコもパチスロも最近の機種は差別化を図ろうとオリジナリティあふれる機種が多く、きっちり説明できるだけのスペースが足りなくて結構苦労している。まあ、そこがプロの書き手としての技術であり、とりあえずここまでソツなくこなしてきた。ところが今回のジャグラーで何をどう書こうかと考えた際、逆にスペースが余り過ぎてこれまでと違った悩みを抱えてしまったのだ。

 

新機種とはいえ、20周年記念モデルとはいえ、ジャグラーはジャグラーなのである。ゲーム性はもともと至ってシンプルな上、その部分になにも変化はない。GOGO!ランプが点灯すればボーナス確定で、7図柄を揃えたら一定のゲーム数をこなせば予定通りの枚数が出てボーナスは終了。ビッグとレギュラーのスペックも従来とほぼ同様である。一応新たなプレミアム演出として「隠れジャグラーが一瞬点灯」「払い出しなしチェリー」の二つがあり、ゾロ目当選時のスペシャルBGMに新曲が加わったという違いがあるが、それだけでは予定行数は全く埋まらない。

 

しかしながら、私もここ23年ほどジャグラーファンだと名乗っても良いほど打ってはいる。打つのは「ハッピージャグラー」か「マイジャグラーⅢ」のどちらかだ。なぜこの2機種に限定するのかというと、他よりこの2機種の方が魅力的だと感じているからだ。ハッピーの方はプレミアムを除きあの「ガコッ」という確定音がなく、GOGO!ランプもほのかに黄色く光る様がとても上品で、独特の趣がある。打ち方も中押しリーチ目など、他にはない楽さがあるし、あくまで経験上で感じていることだが波が比較的穏やかで大負けすることがあまりない。Ⅲの方は何と言っても、窓の中のGOGO!ランプに液晶が使われていて、バリエーション豊かな演出が行われるのが楽しい。またこれも経験上感じていることだが、ハマりが深い反面少ないG数での連チャン率が高く、何度も大逆転劇を演じてきた。つい先月は2回連続の1G連を達成している。

 

と、いうわけで、ジャグラーは同じようで同じではない。長く安定して支持されてきた所以はそのあたりにある。分かりやすい不変のゲーム性の中で機種毎にわずかな違いが存在し、ファンはその部分に自分なりのお気に入りポイントを見出している。それはいずれもシンプル故飽きが来ないものだ。今回のニュージャグラーも、そんな伝統を受け継いだジャグラーらしい新台であり、どこかのポイントを気に入ったファンに長く愛され続けるだろう。記事ではそのようなことを切々と語ってみた。果たして読者に魅力はうまく伝わっただろうか。

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