孤高の新聞記者Mの「スロっとする話」(毎週火曜担当)

孤高の新聞記者Mの「スロっとする話」(毎週火曜担当)

某スポーツ紙記者歴15年。長くモータースポーツを担当し世界各国を取材、単行本を出版するまでに至ったもの業界不景気につき特集は打ち切り。最近、パチンコ・パチスロ特集担当に就任した。しかし、これこそが天職だと実は喜んでいる。パチスロに〝ロマン〟を求め続け20余年、社からは特に頼まれていない、ホールでの実戦取材に明け暮れる日々を過ごしている。

孤高の新聞記者M

期待のリング2作目

2017年05月30日(火)

夏になると怪談というのが定番になっているが、怪談で涼しくなるかな? 昔から私にはこの感覚がよくわからない。そしてパチンコもパチスロもそれに倣い、この時期発表される新台にはホラーものが多くなっている。「呪怨」が先週ホール導入となったが、その実戦前に先日「リング」の最新シリーズ「リング~終焉の刻」が発表された。

 

ホラーものに定評のある藤商事だが、その先がけとなったのが10年前にリリースされた「パチンコ リング」。その後バージョン違いを除くとパチンコが3作、パチスロの方はこれが2作目となる。ちなみに「呪怨」も藤商事だ。このコラムでも度々お褒めの言葉を贈っているが初代「リング」は私から見て、5号機の中では3本の指に入る名機。したがって新作にも興味津々で、発表会の日は翌日の岡山取材のための移動日だったのだが、夜中に到着を覚悟の上で参加した。わずかな時間だったが試打も行った。

 

ファンによってその機種のお気に入りポイントは様々であり、お気に入りポイントに関しては据え置き、もしくが正統進化というのが心理に違いない。ニューリングはほぼ私のツボを心得ていた。

 

新基準となったことで最も気がかりなのがゲーム性である。出玉スペックを落とさざるを得ない今、どのメーカーも注力しているのがこの部分。結果、奇をてらいすぎて訳が分からなくなったケースも多い。その点ニューリングはチャンス役やゲーム数契機でボーナスに当選、ダブル7揃いもしくはボーナス中に両手が落ちればART「呪縛RUSH」に突入と、大まかには前作を継承。加えて「召喚ゾーン」というチャンスゾーンからの直撃もあるようだ。またART中は「絶叫乱舞」に加え「リングバースト」なる特化ゾーンでゲーム数、ストックを上乗せ。ゲーム数がゼロになると継続ゲーム「呪いの審判」により次セット継続が抽選されるという流れだ。このあたりも前作からの正統進化。純増2枚と前作の3枚から2/3に減ってしまったのはいたしかたないとして、前作ファンが概ね納得できる内容に思える。

 

そして前作リングでもっともファンが心躍らせる瞬間が両手ギミック落下。いつ落ちるのかタイミングが一律ではなく、散々打ち尽くした今でもドキドキは変わらない。もちろん新作にも両手ギミックは搭載されており、使い方も同様だ。さらにボタンを押した手にエアーがかかるという正統進化も施されている。他にも「貞子ランプ」「ラッキーパト」の新ギミックが追加。ゲーム性、演出ともにここまでは及第点だ。

 

ところが実戦して初めて気がつくことになったのだが、私が初代リングで感じていた、ある部分の魅力がなくなっている。ボーナス当選後の準備中、初代ではメダルが減ることはなく長ければ長いほどメダルを稼ぐことができた。うまく準備中に450枚稼ぐことができれば、ボーナス中の獲得を合わせて150枚以上も可能で、そうなると単発で終わったとしても100Gの天国抜けまで追い銭なしで乗り切ることができた。天国確定で早めに次ボーナスに当選すれば、ARTに突入せずともメダルは増えていったのだ。この感覚はリングにしかなかったものだ。

 

しかし、まあこれはいたしかたないことなのだが、新作では準備中が長いわりにそういった恩恵はない。さらに50Gと前作よりボーナスのゲーム数が多いにもかかわらず、獲得メダル数は激減。疑似ボーナスなのでメーカー発表のART純増枚数と同じ2.0枚だと考えていたのだが実戦ではわずか50枚と、純増1.0枚のレベルで終わってしまった。ART当選率の方は前作より上がっているそうだが、純増枚数の方も減ったなりに安定してくれないとストレスはより大きくなる。前作はそのあたりの安定感も抜群だっただ

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